大家好!
我是EIYA!
今回はなんとなんとなんと!
HKSの在宅オンライン試験に参加してきました〜!
なんと日本初の在宅での資格試験になります。
歴史的瞬間に携わることができて非常に光栄です(笑)
しかし初の試みだけあって従来テストと違うところがたくさんありました!
いや〜ほんと疲れました💦
今回はまだ世界で一回しか実施されていない、在宅資格試験の体験談を共有できればと思います〜〜!!
さあ、それではさっそく行きましょう!!
目次
HSKとは
このブログを見て頂いてる読者の方のほとんどがHSKの受験経験があるとは思いますが、大枠だけざっくり説明します!
HSK(新汉语水平考试)とは中国政府公認の中国語検定試験です!
世界基準の中国語検定になります〜🇨🇳🐼
TOEICの中国語バージョンと置き換えるとイメージしやすいかと思います。
最近では日本での認知度も上がり、受験者数も増えていますよね!
企業での知名度も高くなり、グローバル展開している企業であれば、認識して貰えるようになっています。
HSKは1〜6級に分かれており、1級がもっとも優しい試験です。
反対に6級が最上級となっております。
英語検定や中国語検定では1級が最高級である為、HSK6級ってすごいの?ってイメージしてしまう人も少なくありません。
しかしHSKでは6級が最高級です!
その為、HSK上最も合格突破が難しい試験と位置づけられています。
またHSKのスコアは300点満点。そのうち6割に相当する180点があれば合格と言われています。
今回はスコアアップの為にHSK6級を再受験しました!
※前回の受験体験記も記事にしておりますので、宜しければご覧ください
従来との変更点
さあここから本題に移ります!
もともと2020年5月に開催予定だったHSKオンライン試験が新型コロナウイルスの感染拡大により、開催が中止となりました!
3月頃から様々な資格試験が開催中止となっております。
そこでもうHSKは家で受けられるようにしよう!と在宅でのオンライン試験が出来た訳です。
家で受けられる
既存のオンライン試験は日本HSK試験事務局の指定施設に行き、用意されたパソコンで受験をします。
筆記用具や時計が不要ですが、試験場所へ行って受験する必要はありました。
しかし今回の在宅試験は文字通り、自分の部屋で受けられることができました。
自分の部屋でテストをしたからか、本番の実感がしませんでした(笑)

実は私も最初このように思いました!(やらないよ?)
パソコン越しに繋がっているとは言え、死角なんてたくさんあるだろうと(いや、やらないからねっ!?)
が、しかし
カンニングができる環境はいっさいありませんでした!(やらないけど)
スマートフォン上でZOOMのような会議アプリを試験中にずっと繋いでおくというルールがあったからです!
しかも360°見渡せるように、机から1メートル弱離れた80㎝あたりの場所にスマートフォンを設置するように指示がありました。
その為、机から1メートル弱離れた80㎝あたりの場所にスマートフォンを設置できるように部屋の配置転換をする必要がありました。
この距離が絶妙で、私のパソコンの画面もしっかり映る距離でした。
上の写真のように高い位置にスマートフォンを設置して、前方に机が映る位置に置きました。

試験官にチェックして貰えたので、そこでコミュニケーションを取って改善すればOKでした。
また試験中は他のサイトにアクセスすることは出来ないので、グーグルなどでカンニングすることも当然出来ません。
※そもそもHSK6級にカンニングを考える時間も余裕もありませんが
中国との同時開催
通常HSKは中国での試験とその他国々の試験と分けて開催しています。
しかし今回は受験者数もそこまで多く多くなかった為か、中国時間に合わせて中国と同時スタートとなりました🇨🇳
※HSK6級は中国時間9時スタートでしたので、日本では10時に始まりました。

時間に関しては時差が1時間しかないですし、その上日本のが遅く始まるので、そこまで支障はありませんでした。
しかし同時開催することよって、日本HSK試験事務局⇨中国本部主導に変わりました。
これが個人的には今回の1番の変更点かと思います。
●試験開催までの詳細案内 ●当日案内 ●試験に関する各種問い合わせ
すべて中国本部のスタッフが対応することになりました。
もちろん全て中国語案内です。
ルール変更が多い中、日本語アナウンスが無かったのは大変でした。
1日前に試験官1人に対して10人のwechatグループが作られて、試験準備の確認から試験当日まで、試験官の指示に従って動きました。
これが中国語のクラスみたいで、色んな国籍の受験生が集まって、試験について試験官(先生)と討論する感じが、留学っぽい感じがして楽しかったです。


中国語が飛び交う感じが非常に良かったです。(中国行きたい…🇨🇳)

今回は異例開催ともあって、HSKは4〜6級のみの開催でしたが、そうでないと詳細を理解出来ないまま試験当日になってしまうなと思いました。
在宅試験のリスク
ここからは在宅試験で不正とみなされてしまう行動を紹介させて頂きます。
在宅環境下の為、従来よりも厳格なルールが敷かれておりました。
部屋に誰かが入ってきたらアウト
カンニングと見なされて、即一発退場です。
試験中は試験管に360°監視されているので、替え玉などは不可能です。
けれども家族やルームメイトと一緒に住んでいる方は、不意に部屋に入って来られる危険性がありますので、再三の注意が必要です。
私も部屋の入り口に「ただいま試験中」と張り紙を貼っておきました(笑)
もちろん自分が部屋から出てもアウトです!
また公共スペースでの受験もアウトです!

ネット環境が整っていないとアウト
そもそもWindows7以上の正常に動作するパソコンが無いと参加できません。
今回MacBookでは参加不可でした。
普段Macユーザーですが、別のパソコンを準備しました。(買ってはいません)
当然Wi-Fiも必須です。
実際に使われているWi-Fiの速度が正常かどうかも一度確認した方が良さそうです。
また受験に使うパソコンと監視に使うスマートフォンは常に充電しておくことも条件です。
またちゃんと動作するものでないと当日故障して受けれなかったということになりかねません。
実際にスマートフォンの電源が落ちてしまった受験者がいましたが、監視ができないと正常に試験を行ったことが認められない為、不正になってしまう可能性が高いです。
事前に試験で使うソフトも全てインストールしておくことも必須です。
途中退室&奇行はアウト
在宅とはいえ試験中残り10分前にならない限り、退室は認められませんでした。
その際も「提出」ボタンを押してから画面を閉じないといけません。
(ここは既存のネット試験と同様になります)
また試験中に試験と関係ない動作、関係無い物が机の上にあってもアウトです。

私のグループでは、今回カンニングや寄行などで不正になった受験者はいませんでした。
私がやったミス
今回私は事前に配布された試験概要資料(すべて中国語)は目を通しておいたので、当日特に困ることはありませんでした。
試験開始1時間半前に、試験官に自分等の試験会場をチェックする時間が設けられており、そこでも「あなたの試験環境は宜しい」と褒められました(笑)
パソコンとスマートフォンの充電も100%で乗り切りました。
しかし、作文を時間ギリギリまで書いていた為、提出ボタンを押す前に画面が切り替わってしまいました!
提出ボタンを押さずに途中退室した訳ではありませんが、データが提出出来ていない可能性があるのではないかと考え、試験官へ連絡しました。すると、
『ずっとオンライン上で見ていたので、不正が無いことは分かっている。私の方でシステムに入って、提出ボタンをクリックしておいたから心配しないで。』
と言って頂きました!

しかし万一試験データがアップロード出来ていない可能性も少なからずあると思うので、反省しております。。。
本来は提出ボタンを受験者側で押すみたいだったらしいです。
既存のHSKネット試験では、提出ボタンを押さずに時間切れで画面が移動しましたが、
点数はしっかり反映されていたので、そこも在宅にしたことで何かしらの変更点があったのかもしれません。
終わったことをあれこれ言っても仕方ないので、とりあえず試験結果を待つのみです!
※後にギリギリで受かってました
まとめ
いかがだったでしょうか?
HSK在宅試験はコロナウイルス感染拡大防止として、今回のみイレギュラーに行われたテストになります。
その為、次回以降の開催は発表されておりません。
現在も新型コロナウイルスは世界中で感染が拡大中です。
今後も在宅ネット試験が定期的に導入される可能性は極めて高いでしょう。
コロナウイルスの終息を心から願っておりますが、感染の再拡大を予想し事前に対策をしていくことも必要なのではないでしょうか?!
今回は初めての企画なので振り回されることも多かったですが、
これが定番化されルールなどがもっと分かりやすくれば、資格試験に大きな革命を起こすのではないでしょうか。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました!
拜拜!

Yong Yong

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